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HSPさんに読んでほしい1冊~「くまのパディントン」が教えてくれる癒しのひと時

HSPとして感じる日々の悩みや喜び

私はHSP(Highly Sensitive Person)という特性を持っています。
日常の中で、他の人にはあまり気にならないような音や人の表情、言葉に敏感に反応してしまうことがあります。

たとえば、人混みの中ではエネルギーをすぐに消耗してしまい、少しのことで疲れてしまうことも。
でも、その一方で、小さなことにも深く共感し、感動することができるのがHSPの素晴らしいところだとも感じています。

そんな繊細な毎日を過ごしているからこそ、心が穏やかになる「癒しの時間」がHSPさんにとってとても大切です。

このブログでは、そんなHSPの私が見つけた小さな気づきや、自分を大切にするためのヒントを、同じように感じている方々と共有できればと思い書いています。

HSPさんにとっての「癒しの時間」


HSPの特性を持つ人にとって、毎日の中でリフレッシュできる「癒しの時間」は欠かせません。
私は、夜寝る前にベッドに入って静かに本を読んだり、温かいお茶を飲みながら穏やかに過ごす時間がたまらなく大好きです。

こうした静かなひとときは、心のざわめきを鎮めて、本来のありのままの自分を取り戻すことができる瞬間です。

では、HSPさんにとって「癒しの時間」とは何でしょうか?


その答えのひとつとして、私は物語に没頭する時間だと思っています。

HSPさんは感性豊かで、想像力に富んでいます。


日常の中で、小さな出来事にも深く感動したり、自分の心に響くものに敏感に反応する力を持っています。

sachi
sachi

自分の好きな世界の中にすっと入り込むことができる、優しく温かいあなただけの時間はHSPにとって最高のリフレッシュ方法の一つになると思っています。

「くまのパディントン」シリーズの魅力


その中でも、私のお気に入りの物語の1つが「くまのパディントン」シリーズです。

くまのパディントンは、南米のペルーからイギリスのロンドンに迷い込んだ小さな熊が繰り広げる心温まる物語で、彼の純粋で愛らしい性格が読者を癒してくれます。

この物語を生み出したのは、イギリスの作家マイケル・ボンドさん。

彼が1958年に最初のパディントンの本を出版して以来、世界中で愛されるキャラクターとなりました。ボンドの温かいユーモアと愛情に満ちた描写が、シリーズを通じて感じられます。

物語の中で、道に迷ったパディントンは、親切なブラウンさん一家に声をかけられ、一緒に暮らすことになります。

彼はロンドンでさまざまな面白い事件を引き起こしますが、どんな困難に対しても前向きで、そしてユーモアと優しさをもった愛くるしいパディントンは、すぐに街の人気者に。

英国ロンドンを舞台とした物語の中で、彼が周囲の人々と心を通わせていく姿は、読んでいてとってもあたたかな気持ちにしてくれます。

HSPの私たちにとって、こうした優しく穏やかな物語は、心を軽くしてくれる大切な時間を作り出してくれます

作品の中の癒しポイント


「くまのパディントン」シリーズには、いくつもの癒しポイントがあります。

私のお気に入りの癒しポイントを少しだけご紹介しますね♪

①場面が頭に浮かんでくるような描写


この物語は、シンプルな言葉で描かれているのに、その場面がすぐに頭に浮かんできて、まるで自分もその場にいるかのような気持ちになれます。

パディントンや他のキャラクターが作り出す温かい雰囲気が伝わってくるのが魅力です。

本の中からお気に入りの場面を1つ、セリフを抜粋してご紹介します。


ぜひ、あなたの頭の中で自由にパディントンの世界を想像してみてください♡


「パディントンは、いすに深くかけなおし、ひげについたバターをていねいにふきとりました。それから、前足を頭のうしろで組み、足先をぐーっと火の方へのばしました。パディントンは、聴衆を前にして話をするのが好きでした。とくに、ぽかぽかからだがあったまって、世の中がすばらしい場所に思えるときは、です。」

(『くまのパディントン』マイケル・ボンド著、松岡京子訳、福音館書店)

②挿絵がとても可愛い

パディントンのイラストは、イギリス出身のペギー・フォートナムさんによって描かれています。
物語を読み進めると所々にかわいらしいパディントンが描かれていて、想像力をよりかきたてられます。

より物語の世界観に入り込んで、頭に物語の様子を思い浮かべながら読み進める時間はとても楽しく、わくわくさせてくれます。

sachi
sachi

パディントンの表情や佇まいが、とても愛らしくてほっこりします。

③読みやすいレイアウト


こちらは、児童文学に共通していることだと思うのですが、文字の量や行間が一般的な大人向けの本とは少し違って、余白が多くてスッキリしています。

心に余裕をもってゆったりと読める感じが、心地よさを感じさせてくれます。

心豊かな時間を持つためのヒント


「くまのパディントン」シリーズは、私にとって心の疲れを癒す大切な時間を与えてくれる作品です。



HSPさんにとって、日常生活の中で自分の心地よいペースを大切にし、心豊かに過ごす時間を見つけることはとても重要です。


物語の中に浸る時間は、その方法の1つです。

最後に

sachi
sachi

おまけ
「くまのパディントン」シリーズを翻訳された、松岡享子(まつおかきょうこ)さんが名誉理事長となっている、東京子ども図書館が東京都中野区にあるそうです。

ことばを愛情のしるしとし、子どもと本との素敵な出会いの場を提供され続けているのが、とても素敵だなと感じたのでシェアしますね♪

東京子ども図書館

サイトを見て、私は特に館内にある「おはなしのへや」が気になりました。


子どもたちにお話を語ったり、絵本を読んだりするための専用の「おはなしのへや」というなんとも素敵な空間で「おはなしのじかん」が毎週開催されているようです。

「いいなあ。子供の頃、近所にこんな場所があったら最高だろうなあ」と感じました。

いつか訪れてみたい場所の1つです。

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